事前準備
事前準備
環境シミュレーションを実行する前に、プラグインのダイアログ操作の基本と、解析に必要な気象データ(EPWファイル)の準備方法を説明します。
プラグインメニューについて
環境シミュレーションツールは、Vectorworksのメニューバーから FWツール > LBT環境シミュレーションツール を選択して起動します。
ダイアログの構成
メニューを選択すると、LBT環境シミュレーションツール ダイアログが表示されます。ダイアログは以下の9つのタブで構成されています。
| タブ名 | 内容 |
|---|---|
基本設定 |
EPWファイルの選択・ダウンロード、描画クラスの設定 |
太陽 風配図 |
太陽軌跡・風配図の描画 |
日射解析 |
日射解析の設定・実行 |
日影解析 |
日影解析の設定・実行 |
光解析 |
光環境解析の設定・実行 |
エネルギー解析(計算) |
エネルギー解析の条件設定・実行 |
エネルギー解析(確認) |
モデルの視覚化・属性ラベル表示 |
エネルギー解析(描画) |
解析結果のグラフ・チャート描画 |
書き出しデータ表示 |
解析データの文字図形変換 |
設定の保存
ダイアログ下部の設定を保存ボタンをクリックすると、各タブで設定したパラメータがVectorworksファイル内のワークシートに保存されます。次回ダイアログを開いた際に、保存した設定が自動的に復元されます。
設定はVectorworksファイルごとに保存されます。異なるファイルで作業する場合は、それぞれのファイルで設定を行ってください。
描画クラスの設定
基本設定タブの描画クラスで、解析結果を描画するクラスを指定できます。
| 選択肢 | 説明 |
|---|---|
アクティブクラス |
現在アクティブなクラスに描画します |
一般 |
「一般」クラスに描画します |
EPWファイルの準備
すべての環境シミュレーションは EPW(EnergyPlus Weather)ファイル の気象データに基づいて解析を行います。シミュレーションを実行する前に、対象地域のEPWファイルを準備する必要があります。
EPWファイルには、1年間(8,760時間)の気温・湿度・風速・風向・日射量などの気象データが含まれています。
1. EPWカタログの更新
初回使用時やデータソースが更新された場合は、EPWカタログ(利用可能なデータの一覧)を最新の状態にします。(OneBuildingは高頻度で更新されます。詳しくは公式ページでご確認ください。)
基本設定タブを開きます- 「■EPWデータ検索・ダウンロード」セクションの
リスト更新ボタンをクリックします - インターネットからカタログが取得されます。完了するとメッセージに件数が表示されます
カタログには以下の2つのデータソースからEPWファイルが収録されています。
・EnergyPlus公式(NREL) — 世界各地の気象データ
・OneBuilding(日本のみ抜粋) — 日本国内の詳細な地域別気象データ
2. EPWファイルの検索
検索キーワード欄に、地域名などのキーワードを半角英数で入力します(例:JPN、Tokyo)検索ボタンをクリックします検索結果プルダウンに該当するEPWデータが表示されます
3. EPWファイルのダウンロード
検索結果プルダウンから、使用したいEPWデータを選択しますダウンロードボタンをクリックします- ダウンロードが完了すると、メッセージにファイルパスが表示されます
ダウンロードしたEPWファイルはプラグインフォルダ内に保存され、以後EPWファイルプルダウンから選択できるようになります。
4. EPWファイルの選択
基本設定タブ上部のEPWファイルプルダウンから、ダウンロード済みのEPWファイルを選択します。ここで選択したEPWファイルが、すべての解析で使用されます。
⚠️作業上の注意 EPWファイルを選択せずに解析を実行するとエラーになります。必ず先にEPWファイルをダウンロード・選択してから解析を実行してください。
基本設定タブのパラメータ
| パラメータ名 | 種類 | 説明 |
|---|---|---|
EPWファイル |
プルダウン | 解析に使用するEPWファイルの選択 |
描画クラス |
プルダウン | 解析結果の描画先クラス(アクティブクラス / 一般) |
検索キーワード |
テキスト | EPWデータ検索用のキーワード(半角英数) |
検索 |
ボタン | キーワードでEPWカタログを検索 |
リスト更新 |
ボタン | EPWカタログをインターネットから最新に更新 |
検索結果 |
プルダウン | 検索結果の一覧から選択 |
ダウンロード |
ボタン | 選択したEPWデータをダウンロード |